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コラム

これであなたも一年安タイ!

2020.12.01

鶴岡城跡に建つ荘内神社。ここには、庄内藩酒井家の歴代藩主4柱(酒井忠次公、酒井家次公、酒井忠勝公、酒井忠徳公)がご祭神として祀られており、開運招福・家内和合・産業繁栄の神様が宿るとして、人々の信仰を集めています。

庄内藩といえば、釣り!八代藩主の酒井忠器公は、武芸の衰退を恐れ、藩主に磯釣りを奨励しました。ここから庄内浜への道は20㎞以上あり、武器や釣り道具などの重い荷物を持って行き来することで、強靭な心身を鍛えたといわれています。

そんな庄内藩の海にまつわるエピソードや、庄内浜で獲れる魚をもっとみんなに知ってもらいたい。そして何より、多くの人にご利益があることを願い、神様へのお供えものとして知られる鯛をモチーフにした、「鯛みくじ」が誕生しました。

お披露目はおよそ15年前。当初は赤色のみだったそうですが、庄内浜はクロダイも獲れるよね!と黒色、さらに縁起のいい金色と、カラーバリエーションが増えていきました。

「鯛みくじ」を引く時は、1体300円を納めて、好きな鯛を選びます。しっぽについているおみくじが、後で読み返したい内容であれば持ち帰り、気になることがあれば、みくじ掛けに結びます。

鯛のマスコットは、バッグに忍ばせてお守りにしたり、好きなところに飾ったりして、一年の安泰を願います。

このほか、季節のお花が浮かぶ水面に、おみくじを浸すことで結果が分かる「水みくじ(1体200円)」や、恋愛にちなんだおみくじの「恋鯉守り(1体300円)」も。

鶴岡の伝統工芸品「御殿まり」で遊ぶ狛犬さんも待っています。